明石の船タコ釣りルールとは?エギ・ワーム・持ち帰りの注意点

2026年07月13日

明石の船タコ釣りルールとは?エギ・ワーム・持ち帰りの注意点

明石の船タコは、タコエギなら何を付けてもよいわけではありません。資源を守りながら釣りを続けるため、エギの数やカンナの形、エサとワームの使い方まで決められています。

2026年は、ワームをカンナへ刺す「ちょん掛け」が禁止になりました。タコエギとタコスッテは合計2個まで、カンナは半傘の1段で返しをつぶし、100g以下のマダコはリリースするのが基本です。

ただし、匂いスプレーや集寄物、持ち帰り数などは船によって扱いが異なります。昨年と同じ仕掛けをそのまま持ち込まず、予約した船の案内を出船前に確かめておきましょう。

明石の船タコは予約した船のルールを先に確かめる

明石のタコ釣りには、遊漁船が定める乗船ルールと、明石市沿岸の対象海域で使うルールがあります。この2つは対象が同じではありません。

遊漁船に乗るなら、予約した船の案内が基準です。船宿によっては油脂を含むスプレーや塗布剤を禁止し、アームや集寄物もタコエギ1個分として数えることがあります。オモリの号数や持ち帰り数も、出船する海域や船の方針で変わります。

プレジャーボートや岸から狙う場合は、釣る場所が明石市沿岸の共同漁業権区域に入るかを確かめます。対象海域では釣れる期間と時間、持ち帰れる数が決められているため、船タコの乗船ルールだけを確認しても足りません。

タコエギとタコスッテは合計2個まで

仕掛けへ付けられるタコエギとタコスッテは、合計2個までです。タコエギ2本でも、タコエギ1本とタコスッテ1本でも、合計が2個なら範囲内に収まります。

注意したいのが、エギの上へ追加するアームや集寄物です。船によっては、それらもタコエギ1個分として数えます。ワームを何本もぶら下げる仕掛けも、3個目の疑似餌と判断されることがあるため、自己判断で増やさないほうが安心です。

初めて乗る船では、船タコ用スナップへタコエギ2本とオモリだけを付けた仕掛けが分かりやすい形です。根の荒い場所で1個へ減らす条件は、タコエギを2個付けする理由と使い分けを参考にしてください。

カンナは半傘・1段・バーブレスにする

タコエギのカンナは、針が全周へ開いた全傘ではなく、180度以内に収まる半傘を使います。カンナが上下に重なった2段、3段のタイプも使わず、1段のものを選びます。

針先に返しがある場合は、ペンチでつぶしてバーブレスにします。返しを残すと、根掛かりした仕掛けが外れにくいだけでなく、リリースする小型のタコにも傷を広げます。

市販のタコエギでも、購入時期や製品によってカンナの形は異なります。パッケージだけで判断せず、エギを横から見て段数を確認し、正面から見て針が180度以内に収まっているかを見ます。針数まで指定している船もあるため、手持ちのエギが使えるか迷ったら写真を添えて船へ確認すると確実です。

エサは禁止、ワームはタコエギ本体へ固定する

アジや脂身などのエサは使えません。カンナの針先へワームを刺す「ちょん掛け」も、2026年は使用しない仕掛けになりました。

ワームを使う場合は、タコエギの胴へ沿わせ、輪ゴム、糸、結束バンドなどで本体に固定します。針先へ刺したり、エギから長く垂らしたりせず、カンナとは離して取り付けます。銅線や番線などの金属線を使った固定も避けます。

匂い付きワームそのものは使用できると案内する船がありますが、魚介エキスや油脂を含むスプレー、塗布剤まで一律に使えるわけではありません。船上へ持ち込む前に使う製品を伝え、使用できるか船へ聞いておきましょう。

100g以下のマダコは持ち帰らない

釣れたマダコが100g以下なら、その場でリリースします。小型のタコを海へ戻すことは、翌年以降も明石でタコ釣りを続けるために欠かせません。

小さなタコは、船べりへ強く当てたり床へ長く置いたりせず、カンナを外して早めに海へ戻します。重さの判断に迷う大きさなら、クーラーへ入れる前に船長やスタッフへ見てもらいます。

100gを超えていても、船が独自に小型のリリースや持ち帰り数を案内する場合があります。釣れた数だけ持ち帰れるとは考えず、乗船当日の説明を聞いてからクーラーへ入れます。

10匹制限は明石市沿岸の対象海域で使う

「タコは1人10匹まで」という決まりは、2026年度の明石市沿岸にある共同漁業権の対象海域で使うルールです。対象海域では、12月1日から3月31日まで、午前5時から正午まで釣ることができ、持ち帰りは1人10匹まで。タコエギは2個までで、100g以下は持ち帰れません。

これは対象海域でプレジャーボートや岸からタコを狙うときに確認する内容で、夏に出船する明石の遊漁船すべてへ「必ず10匹まで」と一律に当てはめるルールではありません。遊漁船では、予約した船が案内する持ち帰り数を優先します。

対象海域や期間は更新されることがあります。プレジャーボートで釣る場合は、明石市沿岸のタコ釣り等のルールにある海域図で、釣る場所が含まれるかを確かめておきましょう。

船魂で使っているタコエギとワーム

船魂では、蛸墨族35gを基準にして、光の変化を加えたいときはタコマスター フラッシュブースト3.5号を組み合わせています。ワームを使える船では、デビルクロー4インチをタコエギの背中へ固定します。

どれも無条件で使えるわけではありません。タコエギは合計2個以内に収め、ワームは船が認めている場合だけ追加します。

ハリミツ 蛸墨族 35g

船魂で最初に付けるタコエギ

ハリミツ 蛸墨族 35g

ハリミツ 蛸墨族 35g
3.5号35gラトルブレード

この機種が合う人

2個付けの片側を固定し、もう片側の色や光を替えながら反応を探るときに使っているタコエギ。

  • 35gの重さがあり、オモリを底へ置いた小突きでもエギが暴れすぎない
  • ラトルとブレードで音と反射を加え、別の集寄物を増やさずに使える
  • 太軸の半傘カンナで、明石の船タコ用として仕掛けを組みやすい

蛸墨族35gは、船魂で最初に付けることが多いタコエギです。2個付けでは片側を蛸墨族に固定し、もう片側だけを交換すると、色や光を変えたあとの反応を比べられます。

よく使うのはイタリアンとイエロータイガーです。最初はイタリアンを入れ、黄色へ反応が寄る日はイエロータイガーを残します。

シマノ タコマスター フラッシュブースト 3.5号

光を加えたいときの2本目

シマノ タコマスター フラッシュブースト 3.5号

シマノ タコマスター フラッシュブースト 3.5号
3.5号35gフラッシュブーストラトル

この機種が合う人

蛸墨族と重さをそろえたまま、2個付けの片側へ光の明滅を加えたいときに使うタコエギ。

  • 内蔵反射板が小突きを止めたあとも揺れ、エギを動かさない時間にも光を出す
  • 35gで蛸墨族と重さをそろえやすく、2個付けで片側だけが大きく跳ねにくい
  • 外付けのブレードや集寄を増やさず、仕掛けが受ける潮を抑えたまま光を足せる

タコマスター フラッシュブーストは、蛸墨族と同じ35gで組み合わせやすく、止めている間も内蔵反射板が揺れます。ブレードや集寄を追加せずに光を足せるため、潮が速い日も仕掛けを大きくしすぎずに済みます。

明石で使うなら、タコイエローかタコグリーンをよく入れます。蛸墨族のイタリアンと色を分け、どちらへの反応が強いかで次の流しに残す1本を決めます。

ワンナック デビルクロー 4インチ

使用できる船で加えるワーム

ワンナック デビルクロー 4インチ

ワンナック デビルクロー 4インチ
4インチ5本入り甲殻類系エギ本体へ固定

この機種が合う人

ワームを使える船で、タコエギの背中へ固定し、爪の動きと匂いを加えたいときに使っているワーム。

  • 左右の爪が小突きの振動と潮を受け、タコエギの上で細かく動く
  • 4インチのボディをタコエギの背中へ沿わせ、輪ゴムや結束バンドで固定できる
  • 甲殻類成分を含むため、匂いスプレーを別に加えずワームだけで使える

デビルクローは、ワームを使える船で持ち込んでいる4インチのクロー系ワームです。船魂ではモエビを使い、タコエギの背中に沿わせて輪ゴムや結束バンドでしっかり固定します。

カンナへ刺すちょん掛けはせず、金属線も使いません。ワームを禁止している船では付けず、使用できる場合もタコエギ2本へ何本も重ねず、最初は1本だけ固定します。

乗船前に仕掛けを5か所確かめる

出船前日に、実際に使う仕掛けを組んだ状態で次の5か所を確認します。

  1. タコエギとタコスッテが合計2個以内か
  2. カンナが半傘、1段、バーブレスになっているか
  3. エサを付けておらず、ワームはエギ本体へ固定しているか
  4. 油脂系スプレー、塗布剤、集寄物を船が認めているか
  5. 指定されたオモリ号数と持ち帰り数を確認したか

PE、リーダー、スナップから仕掛けを組み直す場合は、船タコの仕掛けの作り方を参考にしてください。船宿から40号、50号、60号など複数のオモリを持参するよう案内されたときは、船タコのオモリの使い分けも参考にしてください。

ルールはシーズン途中で変わることがあります。2026年の明石船タコルールも確認し、最後は予約した船の案内に合わせます。

ルールに合う仕掛けなら朝一から釣りを始められる

明石の船タコで先に確認するのは、タコエギの数、カンナ、ワームの固定方法です。タコエギとタコスッテは合計2個までに収め、半傘・1段・バーブレスのカンナを使います。エサとワームのちょん掛けはせず、小型のマダコは海へ戻します。

そのうえで、塗布剤や集寄物、オモリ、持ち帰り数を予約した船へ合わせます。乗船してから仕掛けを外すことにならないよう、出船前日に一度組んで確かめておけば、朝一の投入から迷わず釣りを始められます。