アマダイに電動リールは必要?手巻きとの違いと深場で頼れるリールとは?
2026年10月20日

アマダイ釣りは、相模湾でも水深80m前後や100mを超える場所を狙うことがあり、餌を付け直すたびにオモリを船まで回収します。 手持ちの軽さを優先するなら手巻き、深場から繰り返し巻く負担を減らすなら電動を薦めます。
この記事では、アマダイにおすすめの手巻き3機種・電動3機種を紹介します。 使うPEを巻ける容量と、握り・巻き上げ操作の違いから、自分に合う1台を選んでいきましょう。
手持ちの軽さなら手巻き 深場の回収を任せるなら電動

40〜60号のオモリを使い、竿を持ってこまめに誘う釣りには、軽い手巻きがよく合います。 電源やケーブルが要らず、掛けた魚の引きを感じながら巻き上げられるのも楽しみです。
一方、80号のオモリを使う船や100m前後の深場へ通うなら、回収をモーターに任せる電動が便利です。 本体は重くなりますが、餌交換や移動のたびにハンドルを回し続けずに済みます。 電動を買う時は、対応するバッテリーの費用も予算に含めましょう。
アマダイリールはPE2号200〜300mを目安に選ぶ
相模湾の天秤釣りではPE2号前後が一つの目安で、3号を使う船や、細い糸で狙うライト船もあります。 2号を使うなら200mを巻ける物から検討し、深場への釣行や糸を切った時の余裕まで考えるなら300m巻ける機種を薦めます。
糸は潮に流されると斜めに出るため、水深と同じ長さでは足りません。 この目安で大きさを絞ったうえで、乗船する船宿のPE号数と必要な長さに合わせましょう。
番手より使うPEの号数に対する糸巻量を見る
「200番だから足りる」とは決められません。 メーカーやシリーズによって糸巻量は異なり、同じリールでもPE2号を200m巻けても、3号では130mまでということがあります。 使う糸が3号なら、仕様表も3号の欄を見て選びましょう。
カウンターは出した糸の長さを把握する補助になります。 表示は海底までの垂直な深さそのものではないので、底取りはオモリの着底で判断します。 カウンターなしなら色分けPEで長さを読みます。
手巻きは握れるノブ 電動は親指で操作できる機種を選ぶ
手巻きで重いオモリを回収するなら、指先でつまむ小さなノブより、しっかり握れるノブと長めのハンドルが向いています。 高いギア比は1回転で多く巻けますが、巻く力まで軽くなるわけではありません。
電動は、竿を握ったまま親指で速度を変えられる物が便利です。 魚を掛けてから回収時の速さを落とす操作も、手元で行えます。 実物を持てるなら、竿に付けた状態でレバーまで指が届くかを見ると、握りとの相性が分かります。
アマダイにおすすめの手巻き・電動リール6機種を紹介
アマダイにおすすめの手巻き・電動リールを6機種紹介します。 費用と軽さを優先するならゲンプウXT、カウンターとPE2号300mの容量が欲しいならバルケッタBBを薦めます。 手巻きの巻き心地にも予算を掛けるなら、ライトゲームICが合います。
電動は、本体重量を抑えたレオブリッツ、設定速度から操作できるフォースマスター、モーターの耐久性を重視したシーボーグGで選び分けられます。
比較表
| 比較項目 |
ゲンプウ XT 200PG |
シマノ バルケッタBB 300PG |
ダイワ ライトゲームIC 200 |
レオブリッツ 200J |
シマノ フォースマスター 600 |
シーボーグ G200J |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 自重 | 195g | 250g | 240g | 480g | 490g | 520g |
| 糸巻量 | PE2号200m / 3号130m | PE2号300m / 3号200m | PE2号320m / 3号200m | PE2号300m / 3号200m | PE2号300m / 3号200m | PE1号600m / PE1.5号450m / PE2号300m / PE3号200m |
| カウンター | なし | あり(手巻き) | あり(手巻き) | あり(電動) | あり(カラー画面) | あり(電動) |
| ハンドル | 60mmシングル | 60mmシングル | 70mmシングル | 65mmシングル | 65mmシングル | 75・85mm可変シングル |
| 特徴 | 電源不要・大きなノブを握って手巻き | カウンターで糸長を読み、手巻きで回収 | アルミフレーム・ハイパードライブデジギア | 親指のJOGレバーで巻上げ速度を調節 | タッチ操作で設定速度から巻き上げる | JOG操作・モーターON/OFF連動クラッチ |
- 本体195gで手持ちの重さを抑える
- 大きなノブを握って回収
- 色分けPEで糸の出た長さを読む
手巻きでこまめに誘い、リールの費用も抑えたい方にはゲンプウXTを薦めます。 本体は195g。竿を持ち上げるたびに一緒に動くリールが軽く、60mmのシングルハンドルには握って力を掛けられる大きなノブが付いています。
カウンターはないため、糸の出た長さは色分けPEで読みます。 PE2号200mを巻けますが、3号では130m。太い糸を長く巻く釣りよりも、2号200mで足りる船で軽快に誘うための手巻きです。
- PE2号300mで糸量に余裕
- カウンターで出た糸の長さを把握
- 60mmのシングルハンドル
手巻きのまま深い場所にも通うなら、PE2号300mを巻けるバルケッタBB 300PGです。 傷んだ部分を切り詰めても、200m巻きより多く糸を確保でき、3号でも200m巻けます。
カウンターでは出した糸の長さを読み、60mmのシングルハンドルと大きなノブで自分のペースで巻き上げます。 モーターによる回収はできませんが、魚とのやり取りは手巻きで楽しみつつ、糸巻量と長さの表示をそろえたい方に合います。
- アルミフレームで内部を支持
- 70mmハンドルで力を掛ける
- PE2号320mを収納
重いオモリも自分で巻き上げ、手巻きでアマダイへ通いたい方にはライトゲームICです。 アルミフレームが巻き上げ時のゆがみを抑え、内部のギアを支えます。
ハイパードライブデジギアは、歯の大きさを保ちながら、かみ合う割合を高めたギアです。 オモリを繰り返し回収する釣りで、滑らかに巻ける状態を長く保つためのつくりになっています。
70mmのシングルハンドルは、ノブを握って力を掛けられる長さです。 本体240gでPE2号320mを巻けるため、糸を長く巻きたい深場の釣りと、竿を手に持って誘う釣りの両方に使えます。
- 本体480gの小型電動
- 親指のJOG操作で速度調節
- PE2号300mを収納
100m前後から餌交換のたびに仕掛けを上げるなら、回収をモーターに任せられるレオブリッツ200Jです。 本体480gでPE2号300mを巻け、竿を手に持って底を取り直す釣りにも使えます。
中央のJOGパワーレバーは、リールを包む手の親指で速度を調節する仕組みです。 空の仕掛けは速く回収し、魚が掛かったら速度を落とす操作まで手元で行えます。 回収のたびにハンドルを回す負担は減らしながら、大きな電動リールを持つ重さも避けたい方に薦めます。
- 設定速度で巻き上げ開始
- 再度押して加速し離して減速
- 握った手でクラッチも操作
魚を掛けたあと、決めた速度から巻き始めたい方にはフォースマスター600です。 中間速とタッチドライブスピードロックをONにすると、ワンタッチで設定速度の巻き上げが始まります。
さらに押すと加速し、指を離すと設定速度へ戻るため、竿の曲がりを見ながら速さを変えられます。 魚を上げるときと空の仕掛けを回収するときで、ハンドルを回さず速度を調節できます。
クラッチも竿を握った手で操作でき、底を取り直すために糸を出し、再び巻く動作を手元で続けられます。
- 耐久性を重視したモーター
- クラッチと電動ON・OFFが連動
- 75・85mmに調整できるハンドル
アマダイだけでなく、マダイやタチウオにも通い、電動を使う回数が多い方へ薦めるシーボーグG200Jです。 MAGMAX-Gモーターは、ブラシの耐久性を高めたつくりで、回収を繰り返す釣りを支えます。
電動で巻き上げている間は、JOGレバーの位置を変えずにクラッチを切るとモーターが止まり、戻すと設定した速さで再び巻きます。 この連動はカウンター9m以深で働き、仕掛けを下ろし直すたびに速度を設定し直す手間を省けます。
本体520gなので、手元の軽さを優先する方への推奨ではありません。 深場の回収に加え、ほかの魚種でも繰り返し使うモーターと操作機能に予算を掛けたい方に合います。
手持ちの船用リールも必要なPEを巻ければアマダイに使える

海水対応の船用両軸リールに、乗る船で使うPEを必要な長さだけ巻けるなら、そのリールでアマダイを狙えます。 軽いオモリを使うライトアマダイ船では、手持ちのタイラバ用リールを使える場合もあります。
ただし、浅溝スプールは太いPEへ巻き替えると、必要な長さが入らないことがあります。 深場で重いオモリを繰り返し回収するなら、モーターで巻き上げられる電動が腕の負担を減らしてくれます。
アマダイリールは誘う時の軽さと回収の負担で決める
アマダイに電動リールは必須ではありません。 手持ちでこまめに誘い、魚の引きに合わせて自分で巻きたいなら、必要な糸巻量を備えた手巻きで楽しめます。
一方、100m前後の深場から餌交換や移動のたびに仕掛けを上げるなら、回収をモーターに任せられる電動を薦めます。 船で使うPEを必要な長さだけ巻けることは、手巻きでも電動でも同じです。
軽いリールを握って小さく誘うか、深場の回収を任せて次の投入に備えるか。 手持ちで誘う時間と回収する回数に合ったリールなら、オモリを動かすところから魚を船まで上げるところまで、無理なく釣りを続けられます。





