カットウフグのリールにカウンターは必要?軽く誘えて素早く巻ける一台とは?
2026年10月27日

カットウフグのリールは、片手で竿ごと握れる小型の両軸が基本です。 小さな誘いを繰り返し、餌を取られたら仕掛けを巻き上げる釣りなので、手元の軽さと回収の速さが大切になります。
カウンターは必須ではありませんが、潮に仕掛けを送り込み、アタリが出た距離を繰り返し探るときには役立ちます。 船下で底を取り直しながら釣るなら、カウンターなしの軽いリールにも選ぶ理由があります。
同じ小型両軸でも、細いPEを巻くものと、1.5〜2号を長く巻けるものでは容量が違います。 費用を抑えたライトゲームX、軽いカウンター付きのバルケッタ、145gのスティーレなど、手持ちの重さと巻ける糸に違いがある6シリーズが候補です。
カットウフグのリールは使うPEが巻ける小型両軸を
明石・播磨灘のカットウフグでは、PE0.8号を200mほど巻いて釣る例があります。 一方、25〜30号のオモリを使う外房・茨城・伊勢湾では、PE1.5〜2号が目安です。 地域の目安を踏まえ、釣行先で使うPEの号数と必要な長さは乗船する船宿に確認します。
細糸で手持ちを軽くするならPE1号200m、1.5号を使うなら1.5号150〜200mを巻ける機種を薦めます。 伊勢湾には100mを目安とする釣りもありますが、潮へ長く送り込む場合や、根掛かりで結び直すことが多い場合は、そのぶん長く巻ける容量が役立ちます。
100番、150番という数字だけでは、どの太さのPEを何m巻けるかは決まりません。 たとえば、バルケッタ100DH-HGはPE1号200mに対して1.5号は140m、ライトゲームX150H-DHはPE2号を200m巻けます。 太い糸へ替えても同じ長さを巻けるわけではないので、使う号数の糸巻量が大切です。
カットウフグにおすすめのリールは軽さとカウンターで候補が変わる
カウンターなしで購入費を抑えるならライトゲームX、PE1.5号200mとカウンターをそろえるならバルケッタBBを薦めます。 PE0.8〜1号で手持ちを軽くしたい場合は、190gのバルケッタや145gのスティーレにも理由があります。
2号200mの容量が必要ならライトゲームX150H-DHやライトゲームIC150-DH、太めのPEで速い巻き取りを求めるならアドミラA150XH。 ライトゲームXは100と150で重さと容量が異なるため、2サイズを分けています。
比較表
| 比較項目 |
ダイワ ライトゲーム X 100H-DH |
ダイワ ライトゲーム X 150H-DH |
バルケッタ BB 150DHHG |
シマノ バルケッタ100DH-HG |
ライトゲーム IC 150-DH |
ダイワ アドミラA150XH |
シマノ スティーレ100XG |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 自重 | 175g | 195g | 220g | 190g | 215g | 175g | 145g |
| 糸巻量 | PE0.8号250m / PE1号200m | PE1.5号250m / PE2号200m | PE1.5号200m | PE1号200m / 1.5号140m / 2号100m | PE2号200m | PE1.5号200m / 2号150m | PE1号200m / PE1.5号150m / PE2号100m |
| 巻き取り量(1回転) | 73cm | 73cm | 70cm | 70cm | 70cm | 81cm | 81cm |
| カウンター | なし | なし | あり | あり / 電池交換可 | あり | なし | なし |
- 175gの本体で手持ち重量を抑える
- PE0.8号250m・1号200mを巻ける
- 最大73cmの巻き取りとMAGFORCEを備える
PE0.8〜1号で誘い続ける釣りを、1万円前後の予算で始めたい方に薦めたいのが100H-DHです。 175gのカーボンコンポジットフレームで手元の重さを抑えながら、PE0.8号250m、1号200mを巻けます。
巻き取りはハンドル1回転で最大73cm。 餌の確認で仕掛けを上げるときも、食い上げで緩んだ糸を巻くときも、少ないハンドル回転で糸を回収できます。 大きなEVAノブには指を掛けられ、濡れた手で巻く場面にも配慮されています。
MAGFORCEは、キャスト時にスプールが回りすぎるのを磁力で抑えるブレーキです。 投げられる船なら船下以外も探れますが、カウンターは付いていません。 細糸での軽さと回収を優先し、出した糸の長さはPEの色分けで読む釣りに薦めます。
- PE1.5号250m・2号200mを巻ける
- アルミフレームで巻き上げの負荷を支える
- 195gで最大73cmを巻き取り、キャストにも対応
PE1.5〜2号を使い、カットウフグ以外の船小物にも同じリールを使いたいなら150H-DHです。 PE1.5号250m、2号200mを巻けるため、太いPEを使っても、潮に送り込む長さまで確保できます。
自重は195gで、フレームはアルミ製。 オモリを何度も回収する釣りでは、ギアやスプールを支える部分の剛性も大切です。 アルミフレームで巻き上げの負荷を受け、最大73cmの巻き取りと大型EVAノブで仕掛けを回収します。
MAGFORCEを備え、キャストが認められる釣りにも対応します。 カウンターを使わず、太めのPEを巻く容量と回収の速さを1万円前後でそろえたい方には、この150サイズを薦めます。
- 液晶でアタリが出た放出長を読む
- PE1.5号200mと最大70cmの巻き取り
- バックライト付きで電池交換も可能
PE1.5号を200m巻き、送り込んだ糸の長さも数字で把握したいなら、1万円台前半のバルケッタBB150DH-HGを薦めます。 液晶カウンターでアタリが出たときの放出長を読み、次の投入でも同じ長さまで仕掛けを送れます。
餌を交換するときは、最大70cmの巻き取りで仕掛けを回収します。 ハンドルには大きなEVAノブがあり、指を掛けてオモリを巻けるつくりです。 バックライト付きで朝の薄暗い時間にも表示を読め、電池も自分で交換できます。
自重は220gで、軽さを突き詰めた機種ではありません。 それでも、PE1.5号200mとカウンターをこの予算でそろえられる点は魅力です。 2号では150mになるため、1.5号を200m巻いて送り込む釣りに薦めたい一台です。
- カウンター付きで自重190g
- PE1号200mを巻いて潮へ送り込む
- CI4+を採用し、LED表示と電池交換にも対応
PE1号で潮へ仕掛けを流し、放出した長さも数値で読みたい方には100DH-HGです。 PE1号200mを巻ける容量とカウンターを、190gの小型ボディに収めています。
軽量なカーボン素材CI4+を使っており、竿とリールを握ったまま誘い、止めてアタリを待つ釣りで手元の重量を抑えられます。 最大70cmの巻き取りに加え、ダブルハンドルとEVAノブで、糸を少し巻いて止める動作から仕掛けの回収まで続けられます。
LED付きカウンターは放出した糸の長さを表示し、電池も自分で交換できます。 PE1.5号は140mなので、1.5号を200m巻く用途には容量が足りません。 PE0.8〜1号の細糸とカウンターを、できるだけ軽い手元で使うための一台です。
- PE2号200mを巻ける容量
- アルミフレームで内部を支える
- 10cm単位のIC表示と交換できる電池
PE2号を200m巻けるカウンター付きなら、ライトゲームIC150-DHを薦めます。 太いPEで根まわりを狙い、仕掛けを送り出す長さも数字で合わせたい場合に選ぶ理由があります。
110mmのダブルハンドルアームにEVAノブを組み合わせ、巻き取りは最大70cm。 HYPERDRIVE DESIGNの一つ、ハイパーアームドハウジングは、アルミフレームで内部のギアやスプールを支える構造です。 30号前後のオモリを繰り返し回収する釣りでも、本体の軽さだけでなく、巻き上げの負荷を受けるつくりを求める方へ薦めます。
ICカウンターは10cm単位の表示とバックライトを備え、電池交換も可能です。 215gなので極端に軽いリールではありませんが、PE2号200mを巻いたまま、アタリが出た放出長へ仕掛けを戻せます。 糸の太さを落とさず、送り出した長さを液晶で読みながら群れの位置を探れます。
- 最大81cmの巻き取りで糸ふけを回収
- 175gでPE1.5号200m・2号150m
- TWSとMAGFORCEでキャストを助ける
PE1.5〜2号を使い、食い上げたフグへ素早くアワセを入れたいならアドミラA150XHです。 ハンドル1回転で最大81cmを巻き取るため、竿先がふっと戻ったときに、緩んだ糸を短い手数で張り直せます。
175gの小型ボディに、PE1.5号200m、2号150mの容量を備えています。 TWSは放出時のラインガイドでの抵抗を減らす構造で、MAGFORCEと組み合わせ、投げられる船では軽い仕掛けのキャストも助けます。 EVAノブを備えたダブルハンドルで、掛けた後の回収まで巻き続けられます。
PE1号以下では糸がスプールの両端へ偏ることがあるため、細糸の釣りより1.5〜2号で使う用途へ薦めます。 太めのPEと手持ちの軽さを両立し、糸ふけを素早く巻くための一台です。
- 145gと最大81cmの巻き取りを両立
- マグネシウムの金属ボディでギアを支える
- 細糸の引き込みを滑らかなドラグで受ける
一日手持ちで小さな誘いを続け、掛ける瞬間の糸ふけも素早く巻きたい方にはスティーレ100XGを薦めます。 145gの自重と、ハンドル1回転で最大81cmの巻き取りを両立しています。
軽いマグネシウムのHAGANEボディでギアを支え、細かな歯を持つマイクロモジュールギアが回転を伝えます。 形状を改めたクラッチレバーも備え、仕掛けを落とす、底を取り直す、巻いて掛ける動作を繰り返す釣りを支えるつくりです。
カーボンクロスワッシャはドラグの滑り出しを滑らかにし、強い引き込みでは糸を出して受けます。 PE1号200m、1.5号150mを巻けますが、カウンターはありません。 数字の表示より、誘う間の軽さと食い上げへの巻き取りを優先して費用をかけたい方へ薦めます。
カットウフグのリールは握ったままクラッチを切れる大きさを

カットウフグでは、リールを竿ごと握り、親指でクラッチを切って仕掛けを落とす動作を繰り返します。 同じ重さでも、握ったときにクラッチが遠いと、底を取り直すたびに手をずらすことになります。 軽さを求める方にも、親指がクラッチへ届く大きさのリールを薦めます。
右巻きなら左手で竿を持ち、右手で巻くのが基本の組み合わせです。 左巻きならその逆で、右手で誘ったまま左手で巻けます。 普段竿を持つ手で小さな誘いを続けられるハンドル向きを選ぶと、クラッチから巻き始めまでの動作もつながります。
手元を軽くするときは、オモリの負荷を支えられる竿との組み合わせが前提です。 25〜30号中心の釣りと、40号以上も使う釣りでは、竿に必要な錘負荷も異なります。
食い上げの糸ふけは巻き取りの速いリールで回収する
フグが餌へ食い上げると、張っていた糸が緩み、竿先がふっと戻ることがあります。 そのまま竿だけを上げてもアワセが伝わりにくいため、糸ふけを巻き取ってから短く掛けます。 この場面を重視するなら、HGやXGなど巻き取りの速い機種を薦めます。
ただし、ギア比の数字だけでは巻ける長さは決まりません。 スプール径も関係するので、比べたいのはハンドル1回転あたりの巻き取り量です。 今回の候補では最大70cm前後から81cmまで違いがあり、緩んだ糸を回収する手数や、餌を交換するために巻き上げる時間に関わります。
速く巻ける機種でも、負荷が掛かると巻きの重さは増します。 食い上げに備える巻き取り量と、指を掛けて回せるノブの両方が大切です。 魚が掛かった後は速度を上げ続けず、糸を緩めない巻き上げを続けます。
カウンターは潮へ送り込んだ長さを繰り返し合わせるときに役立つ

船を止めて仕掛けを潮に流す釣りでは、アタリがあったときに何m糸を出していたかが手掛かりになります。 カウンターがあれば、その長さを数字で覚えておき、餌を付け直した後も同じ放出長へ戻せます。 仕掛けを送り込んで群れの位置を探る釣りには、カウンター付きを薦めます。
表示しているのは出した糸の長さで、糸が斜めに入れば海底までの水深とは一致しません。 魚が掛かった数字を「その水深にいる」と読むより、同じ潮の中で仕掛けを送り直す目安として使います。
船下で底を取り直し、オモリを小さく動かして釣るなら、カウンターなしでもPEの色分けから出した長さを読めます。 放出長を数字で合わせる必要がなければ、そのぶん軽さや巻き取りへ予算を回すのを薦めます。
カットウフグのリールは使うPEと釣り方に合う軽い小型両軸を
カットウフグには、使うPEを必要な長さ巻け、片手で握ったまま誘える小型両軸を薦めます。 明石・播磨灘の細糸を使う釣りと、外房・茨城・伊勢湾の1.5〜2号を使う釣りでは、必要な容量が異なります。 100番、150番の表記より、巻きたい号数で何m入るかが大切です。
カウンターは、潮に送り込んだ長さを繰り返し合わせたい場合に役立ちます。 船下で底を取り直す釣りなら、表示の有無より、手持ちの重さと食い上げで緩んだ糸を回収する速さを優先します。
片手で小さく誘い、穂先が戻ったら糸ふけを巻いて掛ける。 その動作を繰り返せる手元の軽さと巻き取りの速さを、私はカットウフグのリールで優先します。



