船用ロッドホルダー(竿受け)おすすめ7選|選び方と注意点を解説

2026年07月21日

船用ロッドホルダー(竿受け)おすすめ7選|選び方と注意点を解説

船用ロッドホルダーがあると、餌付けや仕掛け交換の間に竿を置けます。置き竿でアタリを待つときや、電動リールで仕掛けを回収するときも、竿を握り続ける必要がありません。

ただし、竿受けはどの船にも取り付けられるわけではありません。万力が船べりの厚みまで開かなければ固定できないため、購入前に竿受けの貸出と船べりの厚みを船宿へ聞いておくと安心です。

仕掛け交換の間だけ竿を置くなら簡易型、仕掛けを入れたまま置き竿でアタリを待つなら固定式です。固定式を買うときは、取付幅だけでなく、釣り物に合う適合ハリスと手持ちの竿径も購入前に確かめます。

この記事では、船用ロッドホルダーの選び方と、用途の違う現行7製品を紹介します。

この記事で分かること

  • 一時置き用の竿掛けと固定式ロッドキーパーの違い

  • 船べりの厚みに必要な取付幅

  • 釣り物から決める適合ハリスと竿径

  • 中小物、厚い船べり、手返し、中大型魚で選べる7製品

船魂おすすめの船用ロッドホルダー3台

船べりが90mm以内でハリス7号程度までなら、チビラークタイプSが中小物釣りの中心です。首振りとアーム角度を細かく変えるならライトホルダーα90CH、ハリス10号を超える中大型魚ならスーパーラークへ上げます。

まだ船が決まっていないなら、先に買わず船宿へ竿受けの貸出と船べり幅を聞きます。 船が変わると、必要な万力の長さも変わります。

船用ロッドホルダーは簡易型と固定式の2種類

船用の竿受けは、餌付けや仕掛け交換の間に使う簡易型と、置き竿でアタリを待つ固定式に分かれます。仕掛けを入れたまま竿から手を離すなら固定式を使います。

仕掛け交換中に竿を置くなら簡易型

餌を付け替える、仕掛けを結び直す、釣れた魚を外す。こうした作業中に竿を置くだけなら、船べりの穴へ差し込む簡易型で足ります。

簡易型は、仕掛けを入れたままアタリを待つ竿受けではありません。仕掛けを回収してから竿を掛け、作業が終わったら手持ちに戻します。

クーラーやタックルボックスへ付ける縦型スタンドも同じく、仕掛けを回収した竿の保管用です。海中へ仕掛けを入れたままの置き竿には使いません。

置き竿と電動回収には固定式

アジやヒラメで置き竿をするときや、電動リールで仕掛けを回収するときは、万力で船べりへ固定するロッドホルダーを使います。青物や深場で重いオモリを使う釣りにも固定式が必要です。

置き竿では、オモリの重さや潮の抵抗に魚の引きまで加わります。固定式ならどれでも同じではなく、普段使うハリス号数を目安に強さを選びます。

船用ロッドホルダーの選び方

どれだけ頑丈でも、万力が船べりに入らなければ使えません。まず取付幅が合う製品に絞り、次に適合ハリスと竿径、最後に首振りと竿の外し方を確かめます。

最初に船宿へ貸出と船べり幅を確認する

乗合船には竿受けが備え付けられていたり、有料で借りられたりする船があります。初めて乗る船なら、購入前に貸出の有無と持ち込みの可否を聞きます。

自前で用意するなら、船べりの厚みだけでなく形も聞いておきたいところです。取付幅に収まっていても、配管や段差が当たる場所では万力を真っすぐ締められません。

90・160・240mm級から取付幅を合わせる

標準型は90mm前後まで、ロング型は160mm前後、ワイド型は240mm前後まで開きます。

船べりが80mmなら、0〜90mmや5〜88mmの標準型を取り付けられます。100mmを超えるなら160mm級、さらに厚い船では240mm級が必要です。

船べり幅が合わなければ、強い竿受けを買っても使えません。 製品名の「ロング」だけで決めず、取付可能幅の下限と上限を両方確かめます。

適合ハリスは船宿指定のハリス号数から決める

竿受けの強さは「何kgまで」ではなく、適合ハリスで示される製品が中心です。

ハリス7〜8号までならアジ、イサキ、タチウオなどの中小物、10号前後なら一段強い近海釣り、16号前後なら青物や深場で使う強さです。

ただし、同じハリスでもオモリの重さ、潮の速さ、ドラグ設定で竿受けに掛かる負荷は変わります。船宿指定の仕掛けを基準に、適合ハリスが上限ぎりぎりになるモデルは避けたほうが無難です。

竿径はホルダーを付ける位置で測る

ロッドサポートを付ける部分の直径を測ります。グリップエンドのいちばん太い場所ではありません。

チビラークタイプSはφ7〜25mm、VホルダーType-Gはφ17〜29mmに対応します。対応径より太い竿は取り付けられず、細すぎると波でガタつきます。

専用のサポートやバンドが付属していても、手持ちの船竿に合うとは限りません。サポートを付ける位置の直径まで測ってから購入します。

置き竿と手持ちを切り替えるなら着脱方法で決める

置き竿から手持ちへ何度も切り替える釣りでは、片手で素早く竿を外せると手返しが落ちません。V字サポートが開くシマノVホルダーなら、竿を持ち上げる動きのまま手持ちへ移れます。

一方、置き竿の時間が長い釣りでは、着脱の速さより首振りとアーム角度が大切です。隣の竿と穂先が重ならない向きに振れれば、釣り座が狭い船でも穂先同士の接触を避けられます。

船用ロッドホルダー7製品を比較

仕掛け交換中に竿を置くだけならシマノの簡易竿掛け、標準幅の船で中小物を狙うならチビラークタイプSかライトホルダーα90CHです。船べりが90mmを超える場合はロング型へ替えます。

手持ちとの切り替えを速くしたいならVホルダー、ハリス10号前後まで使うならライトホルダーメタルα、さらに太ハリスを使う中大型魚はスーパーラークです。

比較表

モデル名取付幅適合ハリス対応竿径自重向いている人
船べり楽々竿掛け RH-S01Q 船べり楽々竿掛け RH-S01Q穴径45〜55mm一時置き用仕掛け交換中だけ竿を置ければよく、固定式までは必要ない人。
チビラークタイプS 01051 チビラークタイプS 010515〜88mm約7号までφ7〜25mm600g標準幅の船べりで、アジ・イサキ・タチウオなどの中小物を狙う人。
ライトホルダーα 90CH ライトホルダーα 90CH0〜90mm約8号までCH30G付属4サイズ約640g中小物釣りで、首振りとアーム角度を船上に合わせたい人。
チビラークロングタイプS 01052 チビラークロングタイプS 0105285〜160mm約7号までφ7〜25mm825g船べり幅が90mmを超え、中小物用の固定式を使う人。
Vホルダー SP Type-G PH-A11S Vホルダー SP Type-G PH-A11S10〜90mm8号以下φ17〜29mm870g置き竿から手持ちへ何度も切り替える、タチウオやコマセ釣り。
ライトホルダーメタルα 90CH ライトホルダーメタルα 90CH0〜90mm10号までCH30G付属4サイズ880gハリス10号を使い、7〜8号対応では強さが足りない近海釣り。
スーパーラーク 01024 スーパーラーク 0102425〜165mm約16号まで最大φ32mm2,200g太ハリスを使う青物や深場で、持ち運びより固定の強さを優先する人。
一時置き

船べり楽々竿掛け RH-S01Q

船べり楽々竿掛け RH-S01Q
穴径45〜55mm65×180×25mm固定式ではない

この機種が合う人

仕掛け交換中だけ竿を置ければよく、固定式までは必要ない人。

  • 万力を締めず既設穴へ差し込める
  • 餌付けや仕掛け交換の間だけ竿を掛けられる
  • 手持ち中心の釣りで荷物を増やさずに済む

万力を締める必要がなく、船べりの穴へ差すだけで使えます。奥まで差し込むと竿が抜け出しにくい形ですが、仕掛けを入れたままアタリを待つ固定式ではありません。

アジやカワハギなどで、仕掛けを回収してから餌を付けたり針を交換したりする。その間の竿置きなら、この簡易型で足ります。

中小物・標準幅

チビラークタイプS 01051

チビラークタイプS 01051
取付幅5〜88mm適合ハリス約7号自重600g

この機種が合う人

標準幅の船べりで、アジ・イサキ・タチウオなどの中小物を狙う人。

  • 600gで電動リールを使う釣りにも持ち込める
  • スマートヘッド大小でφ7〜25mmの竿へ合わせる
  • 首振りと角度調整で穂先の向きを変えられる

取付幅5〜88mm、自重600gで、アジ、イサキ、タチウオなどの中小物釣りに使えます。2種類のスマートヘッドを交換でき、φ7〜25mmの竿へ合わせられます。

置き竿にも電動リールでの仕掛け回収にも使え、自重600gなら持ち運びも苦になりにくい重さです。船べりが90mm以内で中小物用を探すなら、チビラークタイプSが定番です。

首振り・角度調整

ライトホルダーα 90CH

ライトホルダーα 90CH
取付幅0〜90mm適合ハリス約8号自重約640g

この機種が合う人

中小物釣りで、穂先の向きと高さを船上に合わせたい人。

  • 左右計50度の首振りで隣の竿を避ける
  • アームを水平から上16度まで調整できる
  • 160CHと240CHへ替えて厚い船べりにも対応する

0〜90mmの船べりへ縦横どちらでも取り付けられ、左右計50度の首振りと水平から上16度までのアーム調整ができます。船の揺れ方や隣の釣り座に合わせ、竿先を邪魔にならない方向へ逃がせます。

同じシリーズに160CHと240CHがあるため、船べりが厚い船でも操作感を変えずに幅だけ選べます。

厚い船べり

チビラークロングタイプS 01052

チビラークロングタイプS 01052
取付幅85〜160mm適合ハリス約7号自重825g

この機種が合う人

船べり幅が90mmを超え、中小物用の固定式を使う人。

  • 85〜160mmの厚い船べりへ万力が届く
  • 中小物用の適合ハリス約7号を維持する
  • φ7〜25mmの竿へスマートヘッドを合わせる

取付幅85〜160mmで、適合ハリス約7号と竿径φ7〜25mmは中小物用の範囲です。チビラークタイプSの強さはそのままに、取付幅だけを160mmまで延ばしたモデルです。

船べりが85mm未満なら標準型、85mm以上ならロング型と、実測した幅で決めます。

着脱の速さ

Vホルダー SP Type-G PH-A11S

Vホルダー SP Type-G PH-A11S
取付幅10〜90mm適合ハリス8号以下自重870g

この機種が合う人

置き竿と手持ちを何度も切り替え、竿の着脱を速くしたい人。

  • V字部が開き竿を持ち上げながら外せる
  • スピードボルトで船べりへ固定する
  • 付属バンドでφ17〜29mmの竿へ合わせる

V字部が開くゲキハヤサポートで、ロッドを持ち上げながらサポートから外せます。投入、誘い、回収を繰り返すタチウオやコマセ釣りでも、竿を外すためにレバーやネジを触る手間が減ります。

取付幅は10〜90mm、適合ハリスは8号以下です。対応する竿径はφ17〜29mmなので、細身の船竿では付属バンドが合うかも購入前に確かめます。

近海・ハリス10号

ライトホルダーメタルα 90CH

ライトホルダーメタルα 90CH
取付幅0〜90mm適合ハリス10号自重880g

この機種が合う人

中小物用より一段強くし、ハリス10号まで使う近海釣り。

  • メタルクランプでハリス10号まで受ける
  • ワンタッチボルトストッパーで素早く固定する
  • 880gで持ち運びと固定力を両立する

ハリス10号を使う近海釣りでは、7〜8号対応の中小物用だと少し心もとありません。かといって、自重2kgを超える大型竿受けまでは必要ない。そんな釣りに収まりのよいサイズです。

メタルクランプで適合ハリス10号まで受け、ワンタッチボルトストッパーで船べりへ素早く固定できます。固定力を上げても、首振りとアーム角度は調整できます。

中大型魚

スーパーラーク 01024

スーパーラーク 01024
取付幅25〜165mm適合ハリス約16号自重2,200g

この機種が合う人

太ハリスを使う青物や深場で、持ち運びより固定の強さを優先する人。

  • 適合ハリス約16号で中大型魚を受ける
  • 25〜165mmの船べりへ取り付けられる
  • 最大φ32mmの太い船竿まで対応する

適合ハリス約16号、取付幅25〜165mm、竿径は最大φ32mmまで。青物や深場で、重いオモリと太い仕掛けを使う置き竿に対応します。

自重は2,200gあり、ライトな手巻き釣りには持て余します。太いハリスを使う中大型魚狙いや、置き竿で待つ時間が長い泳がせ釣り向けです。

取り付ける前に守りたいこと

船べりを傷めない

付属の添木や保護材を挟み、万力が斜めにならない場所へ取り付けます。締め不足はずれにつながりますが、力任せに締めると船べりや万力を傷めます。

取り付ける前に船長へひと声かけ、通路や隣の釣り人側へアームが張り出さない向きにします。

尻手ロープを船体側へつなぐ

竿受けへ固定しても、ロッドとリールの落下対策は別に必要です。尻手ロープを船体側へつなぎ、竿受けのロックだけに頼りません。

移動前と仕掛けを入れる前に、万力、サポート、尻手ロープの3か所を指差しで確かめておくと安心です。

竿受けに掛けたまま根掛かりを切らない

適合ハリス内でも、竿をホルダーに掛けたまま根掛かりを切ろうとすると大きな負荷が掛かります。ドラグを締め切った置き竿も避けます。

根掛かりは竿を外して対処し、魚が掛かったら必要に応じて手持ちに戻してやり取りします。

船用ロッドホルダーでよくある疑問

船に備え付けがあれば買わなくていい?

毎回同じ船へ乗り、無料の竿受けが乗船人数分そろっているなら、自前で買わなくても釣りはできます。

ただし、竿へ付けるサポートだけは持参する船もあります。予約するときに、竿受け本体とサポートの両方を借りられるか聞いておきましょう。

私が乗っている船宿では、ラークサポート(竿側の固定パーツ)を1,000円で借り、返却すると同額が戻る預かり金方式です。毎回借りて返すのが面倒なので、私はラークサポートだけ自分で買い、タックルバッグへ入れたままにしています。

同じ船宿へ通うことが多いなら、ロッドホルダー本体まで買わず、船に備え付けられたラークへ合うサポートだけ持参する方法もあります。

クーラーのロッドスタンドで代用できる?

仕掛けを回収した竿の一時保管には使えますが、海中へ仕掛けを入れたままの置き竿には代用しません。

クーラー用は竿を縦に保管するためのもので、魚の引きやオモリの負荷を受ける固定式とは役割が違います。船釣り用クーラーへ後付けするときは、メーカーが指定する取付位置を守ります。

適合ハリス内なら大物が掛かっても安全?

適合ハリスは製品を選ぶ目安であり、どんな負荷にも耐える保証ではありません。

魚の走る方向、ドラグ設定、オモリ、潮、根掛かりで負荷は変わります。メーカーの注意事項と船長の指示を守り、尻手ロープも併用します。

船べり幅と釣り方で必要な竿受けが決まる

仕掛け交換中の竿置きだけなら簡易型、仕掛けを入れたまま置き竿で待つなら固定式です。固定式は船べりの厚みを測り、使うハリス号数と船竿の太さに合うものを探します。

標準的な船べりで中小物を狙うなら90mm級、厚い船べりなら160mm級、さらに厚い場所では240mm級が目安です。手持ちに戻す回数が多い釣りでは片手で竿を外せるか、置き竿が中心なら穂先の向きと高さを変えられるかも確かめます。

ロッドホルダーと一緒にクーラーやリールも揃えるなら、次の記事も参考にしてください。

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船べりに竿受けをしっかり固定できると、餌付けや仕掛け交換のたびに竿の置き場を探さずに済みます。置き竿で穂先の変化を待つ時間も、電動リールで仕掛けを回収する時間も、落ち着いて釣りを続けられます。