船タコは小潮が釣りやすい?潮回りによる釣れ方と狙い方を解説
2026年07月13日

船タコへ行くなら、小潮の日に予約を合わせたほうがよいのでしょうか。
船タコでは「小潮はタコの活性が上がる」といわれることがあります。ただし、小潮だからタコの移動量が必ず増え、海底を活発に動き回るとは言い切れません。
小潮で潮が緩むと、タコエギは底を横へ走りにくくなります。タコがエギへ近づき、腕で押さえるまで待てるため、乗りが増える時間があります。
小潮では、タコエギを海底のポイントへ置き、小突きと止めを繰り返せます。
大潮の日は、船が潮の緩む時間と場所へ入ってから仕掛けを落とします。投入後はラインの角度と着底で、回収するか小突きを続けるかを判断します。
小潮はタコエギを抱かせる間を作れる
小潮は大潮より潮位差が小さく、潮の流れも比較的緩い時間が長くなる潮回りです。タコエギが底を横へ走る速度も落ちるため、タコが近づき、腕で押さえて抱き込むまで待てます。
タコは岩や砂泥底など海底の変化に付いています。潮が速いと、その周辺へ仕掛けを入れてもタコが十分に触る前に通り過ぎます。小潮ではタコエギを底から離さず、小突きと止めを繰り返せます。
タコが抱く前にエギが通り過ぎない
タコはエギを見つけた瞬間に掛かるのではありません。近づいて腕で触り、押さえ込んでから、竿を聞き上げて合わせます。
小潮の緩い流れでは、エギを底の同じ周辺へ止める時間が長くなります。タコがエギへ近づいて腕で押さえるまで待ち、重みが乗ってから合わせられます。
船がゆっくり流れて底のポイントを長く釣れる
船タコは、タコがいる海底の近くへタコエギを届けて抱かせる釣りです。潮が緩く船の流れが遅ければ、一度の投入で底を釣れる時間が長くなります。
大潮の速い時間は、着底して小突き始めてもすぐに仕掛けが船から離れます。小潮はその動きが穏やかになり、同じ流しの中で底を取り直す回数も減ります。
ラインが船の真下に近づく
潮が緩ければ、ラインは船べりから真下に近い角度で入ります。オモリが底へ触れた瞬間にスプールが止まり、竿先にも硬い振動が返ります。
反対に潮が速いと、仕掛けが船から離れる方向へ流されます。着底してもすぐにラインが斜めになり、糸を出すほどタコエギが底を横へ引かれます。
小突きから聞き上げまで動きをつなげられる
ラインが立っていれば、オモリを底から大きく離さず、タコエギだけを細かく動かせます。小突きの振動が消えたときに竿先をゆっくり持ち上げれば、タコが押さえた粘る重みも区別できます。
潮が速い日は、同じ小突きでも仕掛けが横へ動きます。エギが底から離れたり、オモリが岩へ当たった振動が増えたりするため、タコの重みを聞く前に底を取り直す回数が増えます。
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着底後の小突き、タコが乗った重みの聞き方、合わせるまでの動きを一つずつ確かめられます。

根掛かりとオマツリを抑えられる
仕掛けを真下へ置けると、オモリとタコエギを底で横へ引く距離が短くなります。岩の隙間へオモリが入り込む根掛かりと、隣の仕掛けを横切るオマツリの両方を減らせます。
小潮でも船が流れればライン角度は変わります。斜めになった仕掛けを糸で追わず、一度回収して落とし直すことは変わりません。
小潮でも一日中流れが緩いとは限らない
潮見表に小潮と書かれていても、一日中ゆっくり流れるとは限りません。釣り場の地形、風、船を流す方向が重なると、小潮でもラインが大きく斜めへ入る時間があります。
潮位差と釣り場の潮流は同じではない
大潮と小潮は、満潮と干潮の潮位差をもとにした潮回りです。海峡や瀬の周りでは、同じ小潮でも場所によって流れる速さが変わります。
潮見表の名前だけでオモリを軽くせず、最初は船宿指定の号数を付けます。投入して着底が分かり、隣とライン角度がそろっている状態を優先します。
満潮と干潮の時刻は目安にする
潮見表の満潮・干潮は、海面が最も高くなる時刻と低くなる時刻です。釣り場の潮流が最も緩くなる時刻と、ぴったり一致するとは限りません。
予約前は満潮と干潮の前後を大まかな目安にできますが、船上では船長の投入合図に従います。明石のように流れが速い海域では、場所を移動しながら仕掛けを底へ置ける時間を狙います。
大潮でも潮が緩む時間と場所を狙える
大潮の日は流れが速くなる時間がある一方、潮が緩む前後もあります。船長は潮の向きと速さに合わせ、タコエギを底へ置ける場所へ船を入れます。
大潮では、仕掛けを底へ置ける時間が短くなることがあります。船長の投入合図が出たらすぐに落とし、着底後の糸ふけを巻いて小突きを始めます。
投入合図が出たらすぐに底を取る
投入合図が出たらクラッチを切り、オモリを落とします。着底してスプールが止まったら余分な糸を巻き、ラインを張って小突きを始めます。
仕掛けを手元で準備している間にも船は流れます。タコエギとオモリは投入前に船べりへ出せる状態にし、合図の後にスナップを付け直す作業を残しません。
短い時合いは落とし直しを早める
小突いている途中でラインが斜めになり、着底の感触が消えたら回収します。糸を送り続けて底を追うより、巻き上げて船の近くへ落とし直したほうが、タコエギを底へ戻せます。
潮が速いほど一回の投入で釣れる時間は短くなります。仕掛けを底へ置けない時間を伸ばさず、着底が分かる角度へ戻すことを繰り返します。
船上では潮回りよりラインの角度を見る
船べりから海へ入るラインの角度で、当日の流れを判断します。真下に近ければ小突きを続け、船から離れれば回収します。船側へたるむときは、糸ふけを巻いて張り直します。
真下なら同じ重さで底を取り続ける
ラインが真下に近く、着底が毎回手元へ返るなら、そのまま小突きを続けます。潮回りだけでオモリを替えず、船長の指示が出るまでは指定号数を使います。
同船者と同じ号数でライン角度もそろっていれば、自分だけオモリを替える必要はありません。潮が変わったときは、船長から号数の指示が出てから交換します。
斜めなら回収して落とし直す
ラインが船から離れる方向へ斜めになったら、糸を出して追い続けません。一度巻き上げ、船の近くへ落とし直します。
斜めのまま底を取ると、オモリとタコエギが海底を横へ移動します。根掛かりが増えるだけでなく、隣のラインを横切る角度になります。
糸がたるむ流しでは巻いて張り直す
船が仕掛けへ近づく流しでは、ラインが手前へ戻ってたるみます。着底後も糸ふけを巻かないまま小突くと、竿先の動きがタコエギまで届きません。
たるんだ分を巻き、オモリの重みを感じるところまでラインを張ります。巻いても張りが戻らないときは、仕掛けが船の下を通り過ぎる前に回収します。
潮が速い日は仕掛けが受ける潮を減らす
落とし直してもラインがすぐ斜めになる日は、仕掛け全体が潮を受けています。重さだけを変える前に、船長の指示と仕掛けに付けた物を確かめます。
オモリは船長の指定を優先する
船タコのオモリは、船宿指定の号数から始めます。自分だけ軽くすると隣より仕掛けが流され、重くしても落下速度が変わってオマツリの原因になります。
着底が分からない、隣よりラインが斜めになる場合は、船長へ重さを替えてよいか聞きます。号数をそろえたまま流す船では、独断で交換しません。
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2個付けを1個付けへ戻す
タコエギを2個付け、ブレードやワームまで足すと、仕掛けが潮を受ける面積が増えます。潮が速い日は飾りを外し、それでも斜めになるならタコエギを1個へ減らします。
2個付けでラインが斜めになるなら、タコエギを1個へ減らします。ラインが立てば、小突きと聞き上げを続けられます。
船魂では、1個付けへ減らすときも蛸墨族35gを残しています。カラーはイタリアンを基準にし、黄色へ反応が出る日はイエロータイガーへ替えています。
- 35gの自重でオモリの横でもエギの動きを出せる
- ラトルとブレードで音と反射を加えられる
- イタリアンやイエロータイガーで色を替えられる
潮が速い日はブレードやワームを追加せず、蛸墨族35gを1本付けて仕掛けが受ける潮を減らします。
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PEラインは潮回りごとに巻き替えない
小潮の日は4本編み、大潮の日は8本編みと、釣行ごとにPEラインを巻き替える必要はありません。船タコはPE2号を基準にし、まずはオモリ、落とし直し、仕掛けの大きさで対応します。
潮が速い明石へ何度も通い、同じ2号でも水切れを変えたい場合に8本編みを検討します。PEの編み数と根掛かり対策は、別の記事で詳しく書いています。
船魂では、タナトル4の2号を200m巻いています。潮が速くなってもすぐにPEを替えず、船宿指定のオモリ、落とし直す回数、タコエギの数で調整します。
- PE2号で重いオモリとタコの重みを受け止める
- 4本編みの張りで着底時の振動を伝える
- 200m巻いて高切れ後の残量を確保する
小潮から始める場合も速い流れを釣る場合も、まずはこの2号を基準にします。同じ号数で水切れを変えたい場面が増えてから、8本編みを検討します。
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初めて予約するなら小潮周りから選ぶ
初めて船タコへ行き、釣行日を選べるなら、小潮周りから始めます。ラインが立つ時間が長く、着底と小突きを繰り返しながら、タコが乗った重みと根掛かりの違いを竿先で追えます。
ただし、大潮の日しか空いていないからといって予約を諦める必要はありません。予約時に指定オモリ、最近よく使う号数、タコエギの数を聞き、当日は投入合図と船長の指示へ合わせます。
潮回りと一緒に、風と出船可否、レンタルタックル、氷、タコを入れるネットの有無も確かめます。釣行前に必要な道具は、船タコ釣りの持ち物でそろえられます。
船タコの潮回りでよくある疑問
長潮や若潮は釣りにくい?
長潮や若潮は潮位差が比較的小さく、流れが緩い時間が長くなる潮回りです。仕掛けを底へ置く時間を取れる一方、潮がほとんど動かないと、船が広い範囲を流せないこともあります。
潮回りの名前だけで釣果は決まりません。船が流れる速さと、投入した仕掛けが底へ届く角度を見て釣ります。
大潮の日は予約を避けたほうがよい?
大潮でも潮が緩む時間と場所を狙えるため、避ける必要はありません。流れが速い時間には移動が増えたり、仕掛けを底へ置ける時間が短くなったりします。
初めてで日程を自由に選べるなら小潮周りから始め、予定が決まっているなら大潮でも指定オモリと落とし直しで対応します。
潮止まりなら必ず釣れる?
潮が緩むと仕掛けを底へ置く時間は長くなりますが、潮止まりだけでタコが乗るわけではありません。タコのいる場所へ船が入り、タコエギを底へ置き、乗るまで小突きを続ける必要があります。
流れが弱すぎて船が動かないと、同じ範囲を長く釣ることもあります。潮が動き始めた直後に反応が変わることもあるため、投入合図が続く間は着底を取り直します。
着底を取り直せる状態で小突きを続ける
小潮では、仕掛けを底へ置いてタコエギを小さく動かす時間を取れます。大潮の日は、潮が緩む時間と場所へ船が入ったときに仕掛けを落とします。
船上では、オモリが底へ触れたか、ラインが真下に近いか、糸を出さずに底を保てるかを見ます。斜めになれば回収して落とし直し、船長の指示に合わせてオモリとタコエギを調整します。
ラインが立って着底を感じられる状態なら、タコエギを底から離さず小突けます。小突きの振動が消えたら、竿先をゆっくり持ち上げて重みを確かめます。粘る重みがついてくれば、ラインを緩めずに合わせて巻き上げます。






