船タコで釣れない原因とは?初心者が見直したい釣り方を解説

2026年07月14日

船タコで釣れない原因とは?初心者が見直したい釣り方を解説

船タコへ初めて乗ると、同じ船でタコが上がっているのに、自分の竿には重みが乗らないことがあります。タコエギを替えても、小突きを速くしても反応がなく、原因が分からないまま流しが終わることもあります。

そんなときは、タコエギを替える前に、ラインが船の真下へ入っているか、オモリの着底が分かるか、小突いたあとに止めているかを確かめます。タコエギが底から離れたままでは、色を替えてもタコが抱ける位置へ置けません。

ライン角度から着底、小突きと止め、聞き上げ、色替えまで、次の流しで一つずつ釣り方を直していきます。

釣れないときはタコエギより先に底取りから直す

船タコは、オモリを着底させ、タコエギを海底で動かす釣りです。まず、オモリが底へ触れた硬い振動を手元で感じられる状態を作ります。

着底したら糸ふけを巻き取り、ラインを軽く張ります。竿先を少し上げたときにオモリの重さが返り、下げるとすぐ底へ触れるなら、仕掛けは海底の近くにあります。

ラインが船べりから大きく斜めへ伸び、糸を出しても着底が分からない場合は、そのまま小突きません。一度仕掛けを巻き上げ、船の真下へ落とし直します。オモリの重さは自己判断で替えず、船長が指定した号数に合わせます。

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船タコで釣れない主な原因

着底後も糸を出して仕掛けが斜めになっている

船が流れると、着底した仕掛けは船から離れたり、反対に船の下へ近づいたりします。仕掛けが離れる方向へ流れているときに糸を出し続けると、ラインの角度が大きくなり、オモリが底を横へ引かれます。

着底を取り直すための短い糸出しは必要ですが、底を追って出し続けるのは避けます。ラインが斜めになったら巻き上げ、次の投入で船の真下へ入れ直します。

反対に仕掛けが船へ近づく流しでは、ラインが緩みます。余った糸を巻き取り、軽く張った状態で着底と重みを確かめます。

小突きが大きくタコエギが底から離れている

竿を大きく上下させると、オモリごとタコエギが底から跳ね上がります。タコが覆いかぶさる前にエギが動くため、カンナまで抱かせる時間が足りません。

最初は手首で竿先を数センチ動かし、オモリを立てて寝かせる程度の小突きから始めます。竿先へ着底の振動が返る範囲で動かせば、タコエギを底へ置いたまま誘えます。

止めずに動かし続けている

小突きはタコエギへ気付かせる動きです。タコが近づいても動かし続けると、エギを押さえる時間が足りません。

5〜10回ほど細かく小突いたら、3〜5秒止めます。潮が速い日は、止めたつもりでも仕掛けが船に引かれます。竿先を仕掛け側へ少し送り、タコエギを底へ付けておきます。

タコが乗る前に合わせている

タコの乗りは、魚のような鋭いアタリではありません。小突いていた振動が消え、海底の一部を持ち上げるような粘る重みが加わります。

違和感が出た瞬間に竿を振り上げると、タコがエギを押さえただけで、カンナまで掛かっていないことがあります。小突きを止め、竿先をゆっくり上げて重みを聞きます。重みが続けば数秒待ち、竿を一定の力で持ち上げてから巻き始めます。

タコエギや飾りを付けすぎている

タコエギを2個付けし、ワーム、ブレード、集寄まで加えると、仕掛けが潮を受けやすくなります。ラインが斜めになり、着底が分かりにくい日は、色や動きを足してもタコエギを底へ置けません。

余分な飾りを外し、それでも底を取りにくければタコエギを1個へ減らします。仕掛けを軽くするのではなく、潮を受ける面積を減らして真下へ落としやすくします。

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次の流しはライン角度から直す

釣れないときに小突き、色、オモリを同時に替えると、何が原因だったのか分かりません。次の流しでは、ライン角度と着底から一つずつ直します。

ラインを船の真下へ入れ直す

投入の合図でオモリを落とし、スプールの回転が止まったら着底です。すぐに糸ふけを巻き、ラインを軽く張ります。

竿先を上下させても着底が分からなければ、小突きを始めずに落とし直します。隣よりラインが大きく斜めになっていないかも確かめます。

細かく小突いて3〜5秒止める

着底が分かったら、オモリを底へ付けたまま5〜10回ほど細かく小突きます。その後は竿を動かさず、3〜5秒待ちます。

待っている間もラインを張りすぎると、船の動きでタコエギを引いてしまいます。オモリの重さが抜けない範囲で竿先を送り、底へ置いておきます。

竿先をゆっくり上げて重みを聞く

止めた後は、竿先をゆっくり持ち上げます。いつものオモリだけの重さなら、再び底へ戻して小突きます。持ち上げる途中で動きが鈍くなり、粘る重みが残れば、タコが触っている可能性があります。

聞き上げは、合わせるために強く振る動作ではありません。オモリだけの重さと、タコが加わった重さを比べるために行います。

粘る重みが続いたら一定の力で合わせる

竿先を上げても重みが抜けなければ、仕掛けを底へ戻して数秒待ちます。その後、ロッドを頭上まで振り切らず、一定の力で持ち上げます。

ロッドが曲がり、重みが底から離れたら、竿を下げずにリールを巻きます。途中で巻く手を止めると、タコが船底や海底へ張り付いたり、カンナから外れたりするため、船べりまで同じ速度で巻き続けます。

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周りだけ釣れているときはライン角度を比べる

隣でタコが上がったら、タコエギの色だけでなく、釣れた人と自分のライン角度を比べます。自分より真下へ入っているなら、仕掛けの抵抗、投入位置、糸の出しすぎを先に直します。

ライン角度が同じなら、小突きの幅と止める時間を比べます。自分だけ竿先を大きく振っている場合や、止めずに動かし続けている場合は、隣の動作へ近づけます。

同じように底を取り、小突いた後に止めても反応がない場合は、そこで初めて色を替えます。周囲で釣れた色を2個付けの片側へ入れ、もう片側は交換しません。

席によって仕掛けが入る場所は変わるため、同じ操作をしても毎回同じ数になるわけではありません。周囲の釣果は、色だけをまねるのではなく、自分の仕掛けが底へ入っているか確かめる材料にします。

船魂が使っている船タコタックル

船魂では、タコマスター BB S175とゲンプウ XT 200PGを組み合わせ、蛸墨族35gをメインに使っています。着底を取り、細かく小突き、重みを聞いてから巻き上げる一連の操作に使っている組み合わせです。

シマノ タコマスター BB S175

船魂の使用ロッド

シマノ タコマスター BB S175

シマノ タコマスター BB S175
1.75m153g錘負荷10-80号ダウンロック

この機種が合う人

オモリの着底を手元で捉え、底から離さず細かく小突いてタコの重みを聞くために使っているロッド。

  • 1.75mの長さで手首を使った小突きを続けられる
  • 穂先の曲がりでオモリだけの重さとタコの乗りの違いを追える
  • 10-80号の錘負荷で船宿指定のオモリを使える

タコマスター BB S175は、オモリを底へ置いたまま竿先だけを細かく動かし、止めた後に重みを聞く使い方に合わせています。着底から合わせまで、竿を大きく振らずに操作できます。

シマノ ゲンプウ XT 200PG

船魂の使用リール

シマノ ゲンプウ XT 200PG

シマノ ゲンプウ XT 200PG
200番195gPE2号200m60mmシングルハンドル

この機種が合う人

小突き中の糸ふけを巻き取り、タコを掛けてから一定の速度で巻くために使っているベイトリール。

  • PE2号を200m巻き高切れ後の残量を確保できる
  • PGでタコの重みを受けながら巻き始められる
  • 60mmハンドルで合わせた姿勢のまま巻き上げへ移れる

ゲンプウ XT 200PGでは、余った糸をこまめに巻き取り、タコが乗った後もハンドルを止めずに巻いています。タコマスター BB S175で重みを聞き、そのまま巻き上げへ移れるところが気に入っています。

ハリミツ 蛸墨族 35g

メインのタコエギ

ハリミツ 蛸墨族 35g

ハリミツ 蛸墨族 35g
3.5号35gラトルブレード

この機種が合う人

オモリの横で細かく動かし、止めてタコが抱く時間を作るときに使っているタコエギ。

  • 35gの自重がありオモリの横でもエギが寝すぎない
  • ラトルとブレードで音と反射を加えられる
  • イタリアンとイエロータイガーを2個付けできる

蛸墨族35gは、関西の船タコでは定番で、船魂でもメインに使っています。最初はイタリアンとイエロータイガーを組み、反応がなければ釣れていない側だけ色を替えます。

底を取れてからタコエギの色を替える

着底が分かり、細かく小突いて止めても反応がない流しが続いたら、2個付けの片側だけ色を替えます。

朝や濁りがある場面では黄色や白、晴れて水が澄んでいる場面では緑や赤系も試します。2本とも同時に替えず、交換しなかった色と新しく付けた色のどちらに乗るかを確かめます。

色を替えた後も小突き方は変えません。操作を同じにしておけば、色を替えた後に反応が出たか判断できます。

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釣れない時間があっても一度に全部変えない

船タコで釣れないときは、ライン角度、着底、小突きの幅、止める時間、聞き上げの順に確かめます。底を取れていない状態で色や飾りを増やしても、タコエギを海底へ置けません。

オモリを真下へ落とし、細かく小突いてから3〜5秒止めます。竿先をゆっくり上げ、粘る重みが続いたら一定の力で合わせ、そのまま巻き上げます。

底取りと誘いができているのに反応がないときは、2個付けの片側だけ色を替えます。一度に変えるのは一つにすると、次の流しで同じ釣り方を続けるか、別の部分を直すか判断できます。

次の投入では、オモリが底へ触れた瞬間に糸ふけを巻き、細かな小突きの後で竿を止めます。止めた竿先へ粘る重みが加わったら、数秒待ってから一定の力で掛け、そのままリールを巻き始めます。