船タコの釣り座はどこがいい?ミヨシ・胴の間・トモの違いを解説
2026年07月14日

初めて乗る船で「右舷ミヨシが空いています」「胴の間へ入ってください」と言われても、船のどこを指すのか分からないことがあります。席を選べる船では、四隅の方が釣れるのか、揺れにくい場所を選ぶ方がよいのかも迷います。
釣り座を選べる船では、大ミヨシと大ドモが人気です。 四隅は片側に釣り人がいないため、仕掛けの投入やタコの取り込みをしやすく、潮先になれば新しい底へ先に仕掛けが入ります。
一方、船酔いが心配なら、船の中央に近い胴の間を船宿へ相談します。ミヨシより前後の上下動が小さく、着底やタコの重みを追いやすいためです。
ただし、ミヨシやトモが常に釣れる席とは限りません。潮、風、船の向き、船長の流し方で潮先は変わります。釣り座の名称と特徴を覚えたら、自分の席でラインを立て、底を取り続けることへ集中します。
船の前がミヨシ、中央が胴の間、後ろがトモ
船の進行方向を向き、前方の船首側をミヨシ、中央を胴の間、後方の船尾側をトモと呼びます。ミヨシの一番前は大ミヨシ、トモの一番後ろは大ドモと呼ばれることがあります。
船首へ向かって右側が右舷(うげん)、左側が**左舷(さげん)**です。「右舷トモ」なら右側の後方、「左舷ミヨシ」なら左側の前方を指します。
人気があるのは大ミヨシと大ドモ
大ミヨシと大ドモは、隣に釣り人がいる方向が片側だけで、船の外側へ仕掛けを入れやすい釣り座です。 タコを掛けたあとも隣のラインを避けて巻き上げやすく、取り込みに使える空間を確保できます。
「四隅は釣れる」といわれる理由には、潮先になったときの有利さもあります。船が流れて新しい底を通るとき、潮先側の仕掛けから先にその場所へ入るため、まだタコエギを見ていないタコを狙えます。
ただし、潮先になる場所は固定されません。潮、風、船の向きが変われば、大ミヨシ、大ドモ、右舷、左舷のどこが先に新しい底へ入るかも変わります。
胴の間が選ばれにくいのは両隣との間隔が狭いから
胴の間は両隣に釣り人が入り、仕掛けを落とせる方向が限られるため、四隅より選ばれにくい釣り座です。 ラインが斜めになると隣とオマツリしやすく、足元へ置ける荷物も少なくなります。
その反面、胴の間は船の中央に近く、前後方向の揺れが比較的小さい場所です。船首が波で上下しても動きが増幅されにくく、立った姿勢で小突きと聞き上げを続けられます。
船酔いが心配な人や、初めてベイトリールを使う人は、予約時に胴の間が空いているか聞きます。船によって座席指定や抽選があるため、空いていなければ指定された席へ座ります。
胴の間は両隣に釣り人がいることが多い場所です。仕掛けが斜めに入ったまま小突くと隣のラインへ近づくため、ライン角度が大きくなったら一度回収します。
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ミヨシは上下動と足元を確認する
ミヨシは波を受ける船首側で、上下動が大きくなりやすい場所です。 波がある日は、同じ船でも胴の間より竿先と足元が上下します。
船によっては大ミヨシが一段高く、移動に段差があります。投入や回収で足元を見る回数が増えるため、初めて乗る船ではデッキの高さと手すりの位置を先に確かめます。
四隅は外側へ仕掛けを入れる空間を取りやすい反面、投入方向を広げすぎると隣の仕掛けへ近づきます。船タコでは遠くへ投げず、船長の投入合図で足元へ落とします。
トモは排気と船尾設備を確認する
トモは船尾側の釣り座です。 ミヨシより前後の上下動が小さい船もありますが、船の形や波向きによって揺れ方は変わります。
船尾にはエンジン、排気口、イケス、乗降口などが集まる船があります。排気の匂いが苦手な人は、予約時に船尾の設備を聞いておきます。
大ドモは人気がありますが、トモに座れば釣果が伸びるとは限りません。潮や風、船の流し方によって仕掛けが流れる方向は変わり、有利になる釣り座もその都度変わります。
釣れる席は潮・風・船の流し方で変わる
同じ釣り座でも、潮向きと風向きが変われば潮先と潮下が入れ替わります。 船長がエンジンや舵で船の向きを調整すると、先ほどまで船の外へ出ていたラインが船底側へ入ることもあります。
ミヨシだから最初にタコへ届く、トモだから良型が釣れるとは決められません。船タコではタコエギを海底へ置き、船が流れる間も底を取り直せる席が、その時間の釣りやすい席になります。
隣で釣れたときは席をまねるのではなく、その人と自分のライン角度を比べます。自分だけ大きく斜めになっていれば、仕掛けを回収して船の真下へ入れ直します。
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オマツリを減らすには仕掛けを真下へ入れる
投入合図が出たら、スプールを押さえながらオモリを足元へ落とします。 タコエギを前方や後方へ投げると、仕掛けが隣の釣り座まで斜めに横切ります。
着底したら糸ふけを巻き、ラインが船べりからどちらへ伸びているかを見ます。隣のラインへ近づく角度なら、そのまま小突かずに回収します。
潮が速く、何度入れ直してもラインが斜めになる場合は、船長へオモリを替えてよいか聞きます。号数を統一している船では、自分だけ重いオモリへ替えません。
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予約前に釣り座の決め方を確かめる
釣り座は、先着順、受付順、抽選、船長指定など船によって決め方が異なります。 予約した順に好きな席を取れるとは限りません。
初めて乗るときは、次の3点を予約時に確かめます。
- 釣り座は指定、抽選、先着順のどれか
- 船酔いが心配な場合に胴の間を相談できるか
- グループで隣同士に座れるか
集合時刻より早く着いても、荷物だけを置いて席を取らない船があります。受付後に釣り座札を取る、船長が番号を伝えるなど、その船の手順に従います。
席を決めたらライン角度と底取りに集中する
初めてで席を選べるなら胴の間を相談し、指定席ならその場所で釣りを始めます。 ミヨシ、胴の間、トモには揺れや足元の違いがありますが、どこが潮先になるかは出船前には決められません。
投入後はラインを船の真下へ入れ、着底したら細かく小突きます。ラインが斜めになれば回収し、隣の仕掛けから離して落とし直します。
席より先に、着底、小突き、止め、聞き上げをそろえます。タコが乗った重みを感じたら数秒待ち、一定の力で竿を上げてからリールを巻き始めます。
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