太刀魚テンヤで手巻きリールを選ぶなら?150番と300番の違い、価格と上位機の差を解説
2026年03月26日
太刀魚は初心者でも狙いやすく、食べてもおいしい人気のターゲットです。シーズンに入ると、休日は乗合船の予約が取りにくくなるほど人が集まります。
太刀魚テンヤで手巻きリールを選ぶなら、まずはカウンター付きの150番クラスから見るのが基本です。
大きすぎず扱いやすいので、指示ダナも追いやすいでしょう。PE1.5〜2号前後を使う釣りとして見ても、糸巻量とのバランスを取りやすい番手です。
300番手は少し大きいですが、深場や潮が速い日、高切れしたあとの巻き替えまで考えるなら十分候補に入ります。軽さを優先するか、糸巻量と巻きの余裕を優先するかで見方が変わってきます。
150番で足りるのか、安いモデルでも太刀魚テンヤに使えるのか、深場なら300番まで見たほうがいいのか。このあたりで迷いやすいと思います。
ここからは、太刀魚テンヤで使いやすい現行の手巻きリールを、150番と300番の違いも含めて紹介します。迷いやすいポイントも含めて、最初の1台、価格重視、機能重視、300番まで広げる考え方を順番に整理します。
最初の1台はこの3機種から
手巻きで太刀魚テンヤを始めるなら、まずはこの3機種から見ていけば十分です。
ライトゲーム RX IC 150-DH は、太刀魚テンヤで欲しいPE2号200mとダブルハンドルをそろえた150番です。バルケッタ プレミアム 150DHXG は、落とし方やタナ管理まで詰めたい人向け。オシアコンクエストCT 300HG は、軽さより余裕と巻きの強さを取りたい人向けです。
手巻きでも太刀魚テンヤは十分やれる
手巻きの強みは、一定巻きの速さや止める間を自分で作りやすいことです。
太刀魚テンヤは、巻き、止め、フォールのリズムで反応が変わります。そこを自分で刻みたい人には、手巻きICとの相性がかなり良いです。
一方で、深場や回収回数が増える日は負担も出ます。だからこそ、太刀魚テンヤの手巻きリールは 軽さ だけでなく、糸巻量 カウンター ハンドル形状 まで一緒に見たほうが選びやすいです。
手巻きで比べたい機種をここで見比べる
ここからは、太刀魚テンヤで選びやすい手巻きリールを順番に見ていきます。
まず全体の違いをざっと見てから商品ごとの説明に入ると、自分に合う番手や価格帯を絞りやすくなります。
比較表
| 比較項目 |
ライトゲーム RX IC 150 |
バルケッタ BB 150DHHG |
バルケッタ プレミアム 150DHXG |
ライトゲーム IC 150-DH |
ティエラ AIR IC 100XH |
ライトゲーム X IC 150-DH |
グラップラー プレミアム 150XG |
オシアコンクエストCT 300HG |
MAX DLC MHP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 向いている人 | 巻き上げの剛性感とアルミボディの質感まで含めて選びたい人。 | シマノで価格を抑えてカウンター付き手巻きに入りたい人。 | フォールやタナ管理まで細かく詰めたい操作派。 | 最初の1台。PE2号200mとダブルハンドルを過不足なく揃えたい人。 | 軽さ最優先で軽快なタックルを組みたい人。 | 価格を抑えてダイワの150番手巻きICに入りたい人。 | カウンターなしで他魚種と兼用したい経験者。 | 手巻きで余裕と巻きの強さを取りたい人。深場や速潮の日まで対応したい人。 | 大型ディスプレイで水深を追いやすくしたい人。価格を抑えたい人。 |
| 番手 | 150番 | 150番 | 150番 | 150番 | 100番 | 150番 | 150番 | 300番 | 150番クラス |
| 糸巻量 | PE2号200m | PE1.5号200m | PE1.5号200m | PE2号200m | PE1.5号150m | PE2号200m | PE1.5号200m | PE2号380m / PE1.5号500m | PE2号200mクラス |
| 自重 | 235g | 225g | 220g | 215g | 165g | 225g | 210g | 395g | — |
| ハンドル | ダブル | ダブル | ダブル | ダブル | シングル | ダブル | シングル | シングル | シングル(2ポジション) |
| カウンター | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし | あり | あり |
| フォール機能 | なし | なし | フォールレバー・アラーム | なし | なし | なし | なし | フォールレバー | なし |
| いちばんの違い | アルミハウジングで巻きのしっかり感がある。ライトゲームICより重いが質感重視向け。 | ライトゲーム IC 150-DHより糸巻量はPE1.5号基準。価格は抑えやすい。 | フォールレバーとアラームで操作の幅が広い。機能差で選ぶ理由がある上位機。 | バルケッタ BBより軽い。ダイワの150番手巻きICでまず見るべきモデル。 | 165gで7機種中最軽量。ただし糸巻量は100番クラスなので深場は注意。 | ライトゲーム IC 150-DHより価格を抑えた入門モデル。自重はやや重い。 | 唯一のカウンターなし。兼用前提か、慣れた人向け。太刀魚テンヤ専用ならカウンター付きを優先したい。 | 150番より糸巻量の余裕が大きい。重さは出るが手巻きで上限側を選ぶなら候補に入る。 | 大型ディスプレイが特徴。2ポジションシングルハンドルで長さを調整できる。 |
最初の1台ならライトゲーム RX IC 150-DH
- PE2号200mを確保できて高切れ後も立て直しやすい
- 110mmダブルハンドルで巻き姿勢を安定させやすい
- アルミボディで巻きのしっかり感がある
PE2号200mを確保できるので、高切れしたあとも立て直しやすく、110mmダブルハンドルで巻き姿勢も安定させやすいモデルです。カウンター付きで水深も追いやすく、太刀魚テンヤで欲しい条件をひと通り押さえています。
自重235gで最軽量ではありませんが、そのぶんアルミボディらしい巻きのしっかり感があります。軽さだけでなく、巻いたときの安定感まで含めて選ぶなら、最初の1台として選びやすいモデルです。
価格を抑えるならバルケッタ BB 150DHHG
- カウンター付きでタナを追いやすい
- 220gで重すぎない
- 55mmダブルハンドルで巻きを安定させやすい
価格を抑えたいなら、この機種は選ぶ理由がはっきりしています。カウンター付き、ダブルハンドル、自重220gという構成で、太刀魚テンヤの手巻きで押さえたい条件をひと通り押さえているからです。
ただし、糸巻量は PE1.5号-200m が基準です。PE2号-200mまで欲しい人なら、RX IC 150-DH のほうが余裕があります。そこをどう見るかで、この2機種の答えは分かれます。
機能で選ぶならバルケッタ プレミアム 150DHXG
- フォールレバーで落とし方を細かく触れる
- 巻上距離アラームでタナを音でも追える
- 220gで上位機としては重すぎない
バルケッタ プレミアムの良さは、単に上位機というだけではありません。フォールレバーや巻上距離アラームのように、実際の誘いに効く機能がはっきりしています。
最初の1台として絶対こちら、というよりは、手巻きでも操作の幅を増やしたい人向けです。BB より価格は上がりますが、機能差で選ぶ理由は十分あります。
コスパ重視で大型ディスプレイを見やすく使うなら MAX DLC MHP
AbuGarcia MAX DLC MHP

価格を抑えつつ、数字の見やすさも重視したい人向けの1台です。
- 大型ディスプレイで水深表示を追いやすい
- MHPはPE2号-200mクラスの中深溝スプール
- 2ポジションのシングルハンドルで長さを変えられる
MAX DLC MHP の良さは、価格を抑えやすいだけでなく、ディスプレイが大きくて水深を見やすいことです。太刀魚テンヤのように指示ダナを追いたい釣りでは、この見やすさが思った以上に助かります。
MHP は PE2号-200m クラスの糸巻量もしっかりあるので、太刀魚テンヤまで届く実用性があります。ただし、最初の1台をダブルハンドルで選びたいなら RX IC 150-DH やバルケッタ BB を先に比べたほうが素直です。MAX DLC MHP は、コスパと画面の見やすさを重視する人向けと考えるとズレません。
300番まで広げるならオシアコンクエストCT 300HG
シマノ オシアコンクエストCT 300HG

手巻きでも、PEの糸巻量と巻き上げの強さを重視したい人向けの最上位候補です。
- 300番ならではの糸巻量がある
- 高精度金属ボディで巻き上げの強さを確保しやすい
- タチウオまで含めた近海の定番ターゲットに幅広く対応しやすい
太刀魚テンヤで300番は大きすぎると切る必要はありません。深場や速潮、高切れ後の巻き替えまで考えるなら、PEの糸巻量を多めに確保できる300番を選ぶ理由があります。
この機種の強みは、単にサイズが大きいことではなく、糸巻量と巻き上げの強さを両立できることです。自重は150番より重くなりますが、深場や潮の速い場面まで見込むなら、300番を選ぶ価値があります。手巻きでも大きめの番手まで広げて選ぶなら、有力候補に入るモデルです。
太刀魚テンヤの手巻きリールで迷いやすいポイント
選び方の結論
最初の1台なら 150番のカウンター付き
価格だけでなく 糸巻量とハンドル形状 まで見る
上位機は フォールやタナ管理の機能差 で選ぶ
水深100m前後を手巻きで続けるなら 電動も比較対象に入れる
番手
150番で足りる? 300番まで見たほうがいい?
最初の1台なら、150番のカウンター付きを選べば基準にしやすいです。太刀魚テンヤで多い水深帯なら、扱いやすさと糸巻量のバランスを取りやすいからです。
ただ、深場や速潮、高切れ後の巻き替えまで考えるなら、300番を選ぶ理由もあります。軽さを優先するなら150番、PEの糸巻量と巻き上げの強さまで重視するなら300番、という分け方になります。
価格
安いモデルでも太刀魚テンヤに使える?
使えます。大事なのは、安さだけでなくカウンターと糸巻量が残っているかです。
PE1.5号で足りるのか、PE2号200mクラスまで欲しいのかで、選ぶモデルは変わります。価格だけで決めず、ラインキャパとハンドル形状まで一緒に比べたほうが、あとで迷いにくいです。
機能
上位機は何が違う?
上位機は、フォールレバーや巻上距離アラームのように、落とし方やタナ管理に関わる機能が増えます。
単に価格が上がるだけではなく、できる操作の幅に差が出ます。巻きだけでなく、フォールまで細かく使い分けたいなら、上位機を選ぶ理由があります。
ハンドル
ダブルハンドルのほうが向いている?
太刀魚テンヤでは、ダブルハンドルのほうが、同じ速さで巻き続けやすいです。最初の1台なら、まずダブルハンドルから比べるほうが分かりやすいです。
シングルハンドルの巻き上げの強さを重視する人もいますが、最初に迷うなら、等速巻きしやすいことを優先したほうが選びやすいです。
負担
水深が深いエリアでは手巻きと電動のどちらが向く?
水深が深いエリアでは回収に時間がかかり、仕掛けを入れ直す回数も減りやすいです。結果として釣果数に差が出ることもあるので、水深が深いエリアを中心にやるなら、手巻きより電動リールのほうが向いています。
水深100mを超える場所を中心にやるなら、手巻きリールの番手を比べるより先に、電動リールを比較したほうが分かりやすいです。
手巻きで始めるなら150番、余裕を取るなら300番まで広げる
太刀魚テンヤの手巻きリールは、150番のカウンター付きから考えるのが基本です。最初の1台なら、ライトゲーム RX IC 150-DH から比べると決めやすいでしょう。
価格を抑えるならバルケッタ BB 150DHHG、機能を増やすならバルケッタ プレミアム 150DHXG です。アブで選ぶなら、MAX DLC MHP も人気があります。
そして、300番の手巻きまで広げる考え方もあります。軽さより糸巻量と巻きの余裕を優先するなら、オシアコンクエストCT 300HG が候補に入ってきます。

